呼吸が浅いと、なぜ肩こり・腰の違和感が良くなりにくいのか?
肩こりや腰の違和感でお悩みの方を見ていくと、
多くの方に共通しているのが 「横隔膜がうまく使えていない呼吸」 です。
横隔膜は、肺の下にドーム状についている筋肉で、
本来は息を吸うと下に下がり、吐くと元に戻る動きをします。
実はこの横隔膜、
呼吸の筋肉であると同時に、体幹を安定させる重要な筋肉 でもあります。
横隔膜が使えないと、体はどうなる?
横隔膜がしっかり動かないと
体幹の内側の圧(腹圧)がうまく保てなくなります。
すると体は安定性を補うために
・首や肩の筋肉
・腰や背中の筋肉
を無意識に使ってしまいます。
これが
✔ 肩がすくみやすい
✔ 首や肩が常に張っている
✔ 腰が踏ん張り続けている
といった状態を作ります。
つまり、
呼吸が浅い=首・肩・腰が代わりに働かされている状態
とも言えるのです。
「肩をほぐしても戻る」「腰がすぐ重くなる」理由
施術で肩や腰の筋肉を整えても、
横隔膜が使えないままだと、体は再び同じ代償動作を繰り返します。
その結果、
「その場では楽だけど、すぐ戻る」
という状態になりやすくなります。
問題は筋肉そのものではなく、
体の支え方・使い方・呼吸の使い方にあるケースが非常に多いのです。
ピラティスで行う「横隔膜の再教育」
ピラティスでは
・息を吐くことで肋骨が内側に戻る感覚
・お腹を固めすぎずに腹圧を保つ
・呼吸と動きを同時にコントロールする
といった形で、横隔膜を本来の役割に戻していきます。
横隔膜がしっかり使えるようになると
✔ 肩や首の力が自然と抜ける
✔ 腰が無理に踏ん張らなくてよくなる
✔ 姿勢を頑張らなくても安定する
こうした変化が少しずつ現れてきます。
肩こり・腰の違和感が続く方へ
「呼吸なんて関係あるの?」
と思われるかもしれません。
しかし、
横隔膜が使えるかどうかは、体の土台が安定しているかどうか
に直結しています。
肩や腰を繰り返しケアしても良くならない方こそ、
一度「呼吸の質」と「横隔膜の使い方」に目を向けてみてください。
1日約29,000回程度行っている呼吸。 体が良くなるためのヒントは、
意外と“息の仕方”に隠れているかもしれません。