腰痛と体幹(インナーマッスル(深層筋))の関係は、近年の研究でますます注目されています。特に、体幹のインナーマッスルは腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋の4つの筋肉が腰部の安定性に重要な役割を果たすことが明らかになっています。
✅ 1. インナーマッスルとは?
インナーマッスル(深層筋)は、関節の安定性を高める筋肉=「支える筋肉」「姿勢保持筋」であり、表層のアウターマッスル=「動かす筋肉」とは異なります。特に腰痛に関与するインナーマッスルは以下の4つです。
💡 体幹の主要なインナーマッスル

| 筋肉名 | 役割 |
| 腹横筋(Transversus Abdominis) | 体幹のコルセットのように働き、腹圧を高める |
| 多裂筋(Multifidus) | 脊柱を安定させる(特に腰椎レベルで重要) |
| 横隔膜(Diaphragm) | 呼吸とともに腹圧を調整し、体幹の安定性を高める |
| 骨盤底筋(Pelvic Floor Muscles) | 骨盤の安定性を保ち、腹圧を調整する |
✅ 2. 腰痛とインナーマッスルの関係
① 腰痛患者では「インナーマッスルの機能低下」が起こる
腰痛がある人では、腹横筋や多裂筋の働きが低下することが研究で確認されています。
特に、多裂筋の「選択的な抑制」や「萎縮(atrophy)」が起こるため、腰椎の安定性が低下し、さらに腰痛が悪化するという悪循環に陥りやすいのです。
🔹 ポイント:「痛みがあるから筋肉が弱くなる」のではなく、「筋肉が弱くなるから痛みが続く」というケースもある!
② 腹横筋の「遅延発火」が腰痛を引き起こす
通常、動作をするときには、腹横筋が先に働き(フィードフォワード機能)、その後に手足の動きが始まる仕組みになっています。
しかし、腰痛患者ではこのフィードフォワード機能が遅れるため、脊柱の安定性が低下し、腰痛を引き起こしやすくなります。
🔹 ポイント:「腹横筋の反応速度」を改善することが、腰痛予防・改善のカギ!
③ 呼吸の乱れがインナーマッスルの機能低下を招く
横隔膜は、腹横筋や骨盤底筋と連携して働きますが、腰痛があると呼吸パターンが乱れ、横隔膜の動きが制限されることがわかっています。
結果として、腹圧が適切に調整されず、腰椎の安定性が低下します。
🔹 ポイント:「深い呼吸」を意識することで、インナーマッスルの機能を回復できる!
✅ 3. 腰痛改善のためのインナーマッスルトレーニング
腰痛の改善には、インナーマッスルを正しく活性化させることが重要です。 しかし、いきなり負荷の高いトレーニングをすると、アウターマッスルが優位に働き、インナーマッスルの活性化がうまくいかないことがあります。
🔹 ステップ1:「呼吸 × 腹圧」の意識づけ
まずは、呼吸とともに腹圧を調整する練習を行います。
仰向けになり、手をお腹の下腹部に置く
息を吸うときに、下腹部が軽く膨らむのを感じる
息を吐くときに、お腹全体を引き締めるようにする(腹横筋を意識)
🔹 ポイント:「吸気で横隔膜・多裂筋を活性化」「呼気で腹横筋・骨盤底筋を活性化」
🔹 ステップ2:「インナーマッスルをターゲットにしたエクササイズ」
① ドローイン(Draw-in Exercise)
仰向けで膝を立て、ゆっくり息を吐きながらお腹をへこませる
腹横筋の収縮を感じる
② 四つ這いバードドッグ(Bird Dog)
四つ這いになり、片手・片足を伸ばす
背骨を長く伸ばしながら、ゆっくり動作を行う
多裂筋を意識する
③ ピラティス「デッドバグ(Dead Bug)」
仰向けになり、両肩、両股関節、両膝を90度に持ち上げる
片手と反対側の脚を伸ばしながら呼吸を意識
✅ 4. まとめ
🔹 インナーマッスル(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋)が腰痛の予防・改善に重要!
🔹 腰痛患者では「インナーマッスルの遅延発火」や「筋萎縮」が起こるため、適切なトレーニングが必要
🔹 呼吸の乱れがインナーマッスルの機能低下を引き起こすため、呼吸を意識することが大切!
🔹 負荷の高い運動よりも、まずは「呼吸 × 腹圧」のコントロールを身につけることがカギ!
ピラティスでは、「インナーマッスルをコントロールして体を動かせるか」がとても大切です。
次回のレッスンでは、ぜひ 「インナーマッスルを使う」感覚 を大切にしてみてくださいね!😊
📍別所あじさい整骨院・整体院
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